蓄電池自動制御(V2H制御含む)について

もくじ

クラウドから情報を取得することで、蓄電池をかしこくコントロールします。

[1]気象警報連携

お住まいの地域で気象警報が発令されると、停電に備えて自動的に蓄電池/V2Hの充電を始めます。気象警報が解除されると、自動的に元の運転モードにもどります。

[2]AI雷注意報連携

お住まいの地域で雷注意報が発令されると、雷注意報が発令されている間、停電中に必要な蓄電池残量がキープされるように、自動的に蓄電池の充電をコントロールします。停電中に必要な蓄電池残量は1時間分、2時間分、3時間分から選択できます。雷注意報が解除されると、自動的に元の運転モードにもどります。

※蓄電池が接続されていない場合、AI雷注意報連携は設定できません。

[3]天気予報連携

お住まいの地域の天気予報などに応じて、自動的に蓄電池の充放電をコントロールします。

以下の3つのモードがあります。

※蓄電池が接続されていない場合、天気予報連携は設定できません。


(A)経済性促進モード

曇りや雨で日中の発電が期待できないときに、放電開始時刻を遅らせることで昼間の割高な電力の購入を抑えます。

「晴れ」予報のとき:経済性モード(自動)に従って制御します。

「雨」予報のとき:経済性モード(時刻指定)に従って制御します。

※電力モニタで「放電開始時刻」の設定が必要です。V2Hが接続されている場合、自動制御ができずにエラー通知されることがありますので、経済性促進モードには設定しないでください。


(B)自産自消モード

晴れの日は太陽光で発電した電力を蓄電池/V2Hに充電、曇り雨で日中の発電が期待できないときは、前日の夜間に蓄電池を充電しておくことで、昼間の割高な電力の購入を抑えます。

「晴れ」予報のとき:クリーンモード(夜間充電なし)に従って制御します。V2Hが接続されている場合は、クリーンモード(蓄電池夜間充電なし)になります。

「雨」予報のとき:クリーンモード(夜間充電あり)に従って制御します。


(C)AI予測制御モード

太陽光発電の余った電気(余剰電力)を有効活用するモードです。翌日の余剰電力を予測することで、夜間の蓄電池の充電量をコントロールし、翌日の余剰電力で充電します。さらに対応する給湯器があれば、昼間の余剰電力を活用して沸き上げをします。

※活用できる余剰電力や、活用の結果による経済効果に関しては、お客様の電力の使用状況により異なります。

[4]AI地震情報連携

お住まいの地域で「震度4以上の地震情報」が発令されると、地震情報発令から72時間の間、停電中に必要な蓄電池残量がキープされるように、自動的に蓄電池の充電をコントロールします。停電中に必要な蓄電池残量は1時間分、2時間分、3時間分から選択できます。本機能はプレミアム機能「蓄電池あんしん運転」をご契約の方のみが利用可能な機能です。

※蓄電池が接続されていない場合、AI地震情報連携は設定できません。

■共通の注意事項

 ●ネットワーク接続状況などにより、蓄電池自動制御が実行されない場合があります。

 ●各種情報取得元や当社のサーバのメンテンスなどにより、蓄電池自動制御が実行されない場合があります。

 ●経済性モードなどの蓄電池運転モードを設定していても、COCORO ENERGYからの制御によって、運転モードが変更されます。

 ●電気料金が割高な時間帯は、契約プランにより異なります。

 ●電力モニタの時刻と機器連携コントローラの時刻が5分以上ずれている場合、動作しません。電力モニタの時刻を正しい時刻に合わせてください。

 ●蓄電池自動制御の動作により、夜間時間帯以外に充電される場合があります。

 ●気象警報連携、AI地震情報連携、AI雷注意報連携、天気予報連携は同時に有効にできます。同時に動作した場合は、気象警報連携→AI地震情報連携→AI雷注意報連携→天気予報連携の順に優先されます。

 ●蓄電池自動制御が「有効」の設定で、手動で蓄電池の運転モードを変更すると、蓄電池自動制御が正確に動作しない場合があります。手動で操作をおこなう場合は、蓄電池自動制御を一旦無効にしてからおこなってください。

蓄電池自動制御を停止する

 ●蓄電池システムを制御するサービス(※)の充放電制御が優先されることで、お客様の設定した蓄電池の運転方法(蓄電池運転モード)が変更されます。ただし、気象警報連携、AI雷注意報連携、AI地震情報連携をお使いで、これら機能の動作中はこれら機能が優先されます。

※お客様が特定の事業者と契約締結の上、お客様の利用する蓄電池システムを当該事業者からの指示に基づき制御するサービス

■AI雷注意報連携の注意事項

 ●対応機種は下記をご確認ください。

対応機種一覧

 ●お客様の過去の生活パターンを学習して制御をおこなうため、旅行に行くなど普段と大きく異なる行動をされた場合には、適切な制御ができない可能性があります。

 ●過去1ヶ月分以上の電力データが必要です。必要なデータが蓄積されるまでの間は所定の動作をおこない、データが蓄積され次第AI雷注意報連携が動作します。

 ●本機能は、雷による停電に備えた自動充電機能であり、雷によるシステムの故障を防止するものではありません。落雷により蓄電池システムが故障した場合は、修理依頼をお願いします。

■AI予測制御モードの注意事項

 ●対応機種は下記をご確認ください。

対応機種一覧

 ●お客様の過去の生活パターンを学習して制御をおこなうため、旅行に行くなど普段と大きく異なる行動をされた場合には、適切な制御ができない可能性があります。

 ●発電量の予測には、気象情報を使用しています。このため、天候の変化等により、日射量が予報時点から異なった場合は、適切な制御ができない場合があります。

 ●電力モニタの「外部発電」で計測している発電量は予測の対象外となります。

 ●蓄電池の夜間時間帯の開始時刻を20時~1時の間に、夜間時間帯の終了時刻を5時~10時の間に設定する必要があります。


<エコキュート>

 ●エコキュートの夜間時間帯の開始時刻を20時~1時の間に設定する必要があります。

 ●過去1ヶ月分以上の電力データが必要です。必要なデータが蓄積されるまでの間は所定の動作をおこない、データが蓄積され次第、AI予測制御が動作します。

 ●エコキュートをはじめて設置してから約1週間はエコキュートが給湯量を学習しているため、エコキュートを制御することはできません。

 ●エコキュートの時刻と機器連携コントローラの時刻がずれている場合、機器連携コントローラがエコキュートの時刻を修正する場合があります。

 ●HEMSからの指示でエコキュートの沸き上げ制御をおこなう場合、メーカーによってはエコキュートのリモコンから電子音が鳴る場合があります。

(条件)シフト活用レベルを「多め」に設定している場合、10~17時頃の日中に沸き上げを開始する際に電子音が鳴ることがあります。(1日数回)

 ●「AI予測制御モード」が「有効」の設定で、手動で蓄電池やエコキュートの動作を変更すると、自動制御が正確に動作しない場合があります。手動で操作をおこなう場合は、蓄電池自動制御を一旦無効にしてからおこなってください。

蓄電池自動制御を一時的に止めたい

 ●エコキュート側のリモコンで沸き上げ操作や、沸き上げ休止操作をおこなうことで、当日や翌日にHEMSによる余剰電力を活用した沸き上げ制御が働かなくなることがあります。

 ●日立グローバルライフソリューションズ株式会社製のエコキュートの場合、湯切れ防止設定が「切」になると、本制御は動作しません。

 ●三菱電機株式会社製エコキュートを設置で、給湯器シフトを「有効」/「多め」に設定している場合、太陽光発電の電力が余っているかどうかを確認して、余っていたら一時的にHEMSからの指示でタンク沸き増しを実施します。この際に、エコキュートの台所リモコンに「満タン」が表示されることがあります。

 ●ダイキン工業株式会社製エコキュートを設置で、給湯器シフトを「有効」/「多め」に設定している場合、太陽光発電の電力が余っているかどうかを確認して、余っていたら一時的にHEMSからの指示でタンク沸き増しを実施します。この際に、エコキュートリモコンの「タンク沸き増し」ボタンのLEDが点灯し、リモコン画面に「沸き増し12時間」が表示されます。

 ●株式会社コロナ製エコキュートを設置で、給湯器シフトを「有効」/「多め」に設定している場合、太陽光発電の電力が余っているかどうかを確認して、余っていたら一時的にHEMSからの指示でタンク沸き増しを実施します。この際に、エコキュートリモコンの「タンク湯増し」ボタンのLEDが点灯し、沸き上げ動作に入る際に「外部からの指示により沸き上げます」という音声が流れます。


<ハイブリッド給湯器>

 ●HEMSからの指示でハイブリッド給湯器の沸き上げ制御をおこなう場合、給湯器の沸き上げの運転モードが変わります。また、メーカーによってはハイブリッド給湯器のリモコンから電子音がなる場合があります。

[運転モードの変更]

余剰電力がある日:昼間の沸き上げを積極的に行う運転モード

余剰電力がない日:通常の運転モード

[電子音]

(条件)20時~22時頃、夜間にHEMSが給湯器のシフト沸き上げ制御の設定を切り替える際に、電子音が鳴ることがあります。(1日1回)

 ●「AI予測制御モード」が「有効」の設定で、手動でハイブリッド給湯器の動作を変更すると、自動制御が正確に動作しない場合があります。手動で操作をおこなう場合は、蓄電池自動制御を一旦無効にしてからおこなってください。

蓄電池自動制御を一時的に止めたい

■AI地震情報連携の注意事項

 ●対応機種は下記をご確認ください。

対応機種一覧

 ●お客様の過去の生活パターンを学習して制御をおこなうため、旅行に行くなど普段と大きく異なる行動をされた場合には、適切な制御ができない可能性があります。

 ●過去1ヶ月分以上の電力データが必要です。必要なデータが蓄積されるまでの間は所定の動作をおこない、データが蓄積され次第、AI地震情報連携が動作します。

 ●本機能は、地震による停電に備えた自動充電機能であり、地震によるシステムの故障を防止するものではありません。地震により蓄電池システムが故障した場合は、修理依頼をお願いします。また、地震発生後の家電製品などへの通電は、配線やコード、各家電機器が破損していないか、燃えやすいものが近くにないかなどを確認の上、通電をしてください。

 ●震度4以上の地震情報を受信してから動作開始までに数分~15分程度時間がかかります。なお、通信状態によりさらに遅延する可能性があります。また、通信途絶が発生している場合、制御が正常に行われません。

 ●地震情報を当社が受信し機能の動作条件が満たされた場合に蓄電池の制御を開始します。その後地震情報が訂正された場合でも一定期間蓄電池の制御が継続されます。